久し振りに尋ねたお客さま。 練馬区の光ヶ丘に近いところにお住まいです。 年に1〜2度訪れています。 この付近は、他にお客様がいらっしゃらないので、本当に年に1〜2度訪れる地です。 そのせいかまちの変化が著しく、以前は田んぼや空き地が多く見通しも良かったのですが、今日行ってみると、道に迷うくらいに家が立ち並び、前は明るく広い道に感じた学校の裏道も、薄暗く入り口の狭い道となり、車を駆る私には違う道として判断を誤らせました。 ザッと数えて30棟。 まだ奥に施工中の家が小さく見えました。

2005_0521
、大小や若干色合いは違っても、我々建築に携わる人間から見れば同じ家に見えます。 それは素材が同じである事と、住む人の個性が伺えないからです。

でも、お客さまの家はいつもの佇まいを見せていて安心。\(⌒O⌒)/

帰り道は少し遠回りして、当時、最近では珍しい貫工法で建てていた現場の、その後を見ようと思いました。 どんなに洗練された技術が外殻にも伺えるかと期待してました。
ところが、既に完成していたその家は、瓦屋根にモルタルの壁までは良かったのですが、壁のモルタル部分は少なく大半を、タイル風サイディングが覆い、少ないモルタル部も水色とも黄緑ともつかない色で納めていました。 和とも洋ともつかず、色合いのセンスもいかがなものか。 工務店がつくる場合は、ほとんどがフルオーダー。 工務店のセンスにしろ、お客さまのセンスにしろ、完成した姿を如何にお客様と理解しあうかは工務店として、大切なテーマなのだと、あらためて実感しました。 この工務店は大工の腕は悪くないと関心してた家だけに残念です。

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