いつもより遅い朝を迎えた。 もう少しで、DVDの編集作成の流れをマスター出来るかもってんで、昨夜は遅くまでパソコンと格闘していた。 編集の出来を凝ろうとするからいけないのだが、好きな事には凝る。 私だけではないだろう。

眠い目を擦りながら好きな朝風呂に入る。 休みの日の大切なイベントだ。

さっぱりした私は試衛館跡地へと向かった。 そこには、既に掃除を始めている中村さんの姿があった。 早速、私も参戦! 雑草やつる草どもと戦う。
続いて源内さんと、斉藤@試衛館さんがニコニコと参上! いつも皆に配ってる軍手は有効で、手が切れたり、棘が刺さったりすることを心配しないで作業が出来るほか、臭い草から臭いをうつされたり、泥汚れがつく心配からある程度開放されるし、虫を一緒につかむかも知れないという嫌悪感も気にならないのが良い。 小路の草はほとんどなくなったので、試衛館稲荷の鍵を借りて中の清掃を行なった。 今日の成果は45リットルゴミ袋3つ。 うす曇でさほど汗をかかずに終えられたのは良かった。

市谷柳町試衛館の午後の予定は2つ。 1つは代々木公園にて幕末刀義会と殺陣の練習。 当館からは斉藤@試衛館さん、中村さんが参加。 もう1つは、私が参加する「日野宿本陣文書検討会」だ。 いつもお世話になってる、あさくらさんや、鈴藤さんと、楽しく「佐藤彦五郎日記」を読み解く会だ。 今回の参加者は12人ほどだった。 私は2〜3回に1回程度の参加なので全体像は把握できなかったが、単純に昔の人の日記を読むという姿勢で臨めば、非常に面白い。 元本は筆で書いたものなので本当に知識と慣れがないと読めない。 今回参考にしているのは、そのミミズののたくった様な難しいモノを活字という現代人でもどんな字か認識できる程度まで解読した書籍を下に行なわれている。

輪読。 恐ろしい、少なくても私には恐ろしく聞こえる単語が聞こえた。 いくら読める単語ばかりでも、読み方や意味の分からない単語が多すぎてスラスラとはいかないし、誤読の嵐は必至。 輪読始まる。 端の人から輪読が始まる。 数日分を読むと常連の方々が読んだ内容を現代人にも分かるように解説してくれる。 とは言っても完全にとはいかない。 一部は想像の域は超えていない。 それでも、日野は農村がいくつかあり、若干の宿場があり、水路が走っていて生活に便利であったこと。 佐藤家は大きな存在で、役所には村の代表として出向く立場にいたことが分かる。 日記のほとんどは、村の用事や、村の揉め事の取り締まりなどで役所などとの間に入って行なう用事。 また、いかにも日記らしく本日の天候から始めるあたりが、今日のブログでは少ない。 面白い。 読み解ききれない件(くだり)のいろいろな解釈というのか、想像といおうか、イメージを膨らませ楽しむ参加者の雰囲気は、とても面白い。

…などと思いをめぐらせているうちに、自分の番になる。 いやはや、読めない。 固有名詞、難しい漢字、折り返して読む件(漢文でいうレ点や一二点)、当て字の数々。 たどたどしく読んだ私の件にも、ちゃんと解説をいれていただけた。 良かった、と胸を撫で下ろす。 ホッとしながら思い出す風景。 それは輪読が始まってから嵐の様に天候が荒れ始め、その嵐の中、あさくらさん登場! まさに「風と共に去りぬ」ならぬ「嵐と共に参上!」。 その風景を思い出し笑いしながら、続く輪読を拝聴。 とても有意義な時間だった。

休憩。 ふと…そういえば別働部隊は今頃代々木で殺陣の稽古。 メールで様子を伺おうとしたところにメール着信。 どうやら嵐はなかった様だ。 少々雨に降られて早めに解散といった内容。 幕末刀義会の頭目は本日急用で休みとのことだった。 外に出て一服しながら、日野新撰組ガイドの会の原田さんと「土方の銃」について語っていた。 嵐は勢いを弱めていた。

遅れて部屋に戻ると、あさくらさんが、市村鉄之助と亀太郎について全国をくまなく調査して新たな事実を解説されていた。 また、新刊の紹介や、今月19日に行なわれる「新選組レア史跡めぐり」の案内をされた。 このイベントには市谷柳町試衛館も全面協力! ぜひ、期待されたい。

5時半。 終了。 あさくらさんの新刊も4冊購入して、帰路につく。

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